好きになった人は、みんなのアイドルで 3
49話 ドア越し
「悠太郎も、ほんとは会いたいはずだから話して行ってちょうだい」
悠太郎くんのお母さんに着いて階段を上る。
迷惑かもしれない。
本当に会いたくないかもしれない。
……でも。
「じゃあ、二人で話して」
「お母さんは下で耳塞いでるから、安心して」
ふふっと笑ってお母さんが下へ降りていく。
ふーっと息を吐く。
「悠太郎くん」
返事は無い。
「あのね、そのままでいいから聞いて」
「ごめんね、勝手に会いに来て」
「蓮くんから、悠太郎くんが日本にいるかもって聞いて」
「居ても立ってもいられなくて、新幹線飛び乗っちゃった」
「ネットニュースも、見たよ」
「辛かったよね。ごめん、私、何の力にもなれなくて」
「脳天気なLINEばっかりして、嫌だったよね」
「……でもね、言ってほしかった」
「1番辛い時に、そばにいるのは私が良かった」
声が震えてしまう。
「私はね、悠太郎くんが、アイドルでも、アイドルじゃなくても、悠太郎くんが好きなの」
「悠太郎くんの隣は、私がいいの」
悠太郎くんとなら、例え地獄にでも、一緒に行くよ。
「ごめんね、それだけ言いたくて」
「どんな悠太郎くんでも大好きだよって、言いたくて」
「私のこと、嫌いになったんじゃなかったら、また会いに来るから」
「急に来てごめんね」
「……またね」
……こんなんで、伝わったんだろうか。
言いたいこと、何も上手く言えなかった。
ドアに背を向ける。
ガチャと音がして振り向くと、
涙で顔をぐしゃぐしゃにした悠太郎くんが立っていた。
悠太郎くんのお母さんに着いて階段を上る。
迷惑かもしれない。
本当に会いたくないかもしれない。
……でも。
「じゃあ、二人で話して」
「お母さんは下で耳塞いでるから、安心して」
ふふっと笑ってお母さんが下へ降りていく。
ふーっと息を吐く。
「悠太郎くん」
返事は無い。
「あのね、そのままでいいから聞いて」
「ごめんね、勝手に会いに来て」
「蓮くんから、悠太郎くんが日本にいるかもって聞いて」
「居ても立ってもいられなくて、新幹線飛び乗っちゃった」
「ネットニュースも、見たよ」
「辛かったよね。ごめん、私、何の力にもなれなくて」
「脳天気なLINEばっかりして、嫌だったよね」
「……でもね、言ってほしかった」
「1番辛い時に、そばにいるのは私が良かった」
声が震えてしまう。
「私はね、悠太郎くんが、アイドルでも、アイドルじゃなくても、悠太郎くんが好きなの」
「悠太郎くんの隣は、私がいいの」
悠太郎くんとなら、例え地獄にでも、一緒に行くよ。
「ごめんね、それだけ言いたくて」
「どんな悠太郎くんでも大好きだよって、言いたくて」
「私のこと、嫌いになったんじゃなかったら、また会いに来るから」
「急に来てごめんね」
「……またね」
……こんなんで、伝わったんだろうか。
言いたいこと、何も上手く言えなかった。
ドアに背を向ける。
ガチャと音がして振り向くと、
涙で顔をぐしゃぐしゃにした悠太郎くんが立っていた。