好きになった人は、みんなのアイドルで 3
61話 焦燥
ーー悠太郎サイド
復学について連絡したら、
学期の区切りで復学しないと単位が取れないことが分かった。
そうすると、4月まで半年近く大学には戻れない。
じゃあ……。
ーー
「母さん、俺、ラーメン屋でバイトすることにしたから」
「あら、そうなの?」
「いつから?」
「もう明日から入る」
「あと、前通ってたダンススタジオにも申し込んできた」
「明日から、レッスンもある」
「こないだまで外にも出なかったのに」
「……俺だけ、止まってるわけにはいかないから」
紬ちゃんはああ言ってくれたけど、
何者でもない俺が紬ちゃんのことを好きでいいわけがない。
俺にはこれしかないから。
「レッスン代はバイト代から払うから」
「最初の1ヶ月だけお金貸してください」
「後でちゃんと返すから」
「お金のことは良いって言ってるでしょ」
「体壊すから、バイトは程々にしなさい」
「大丈夫」
「俺、頑張るから」
復学について連絡したら、
学期の区切りで復学しないと単位が取れないことが分かった。
そうすると、4月まで半年近く大学には戻れない。
じゃあ……。
ーー
「母さん、俺、ラーメン屋でバイトすることにしたから」
「あら、そうなの?」
「いつから?」
「もう明日から入る」
「あと、前通ってたダンススタジオにも申し込んできた」
「明日から、レッスンもある」
「こないだまで外にも出なかったのに」
「……俺だけ、止まってるわけにはいかないから」
紬ちゃんはああ言ってくれたけど、
何者でもない俺が紬ちゃんのことを好きでいいわけがない。
俺にはこれしかないから。
「レッスン代はバイト代から払うから」
「最初の1ヶ月だけお金貸してください」
「後でちゃんと返すから」
「お金のことは良いって言ってるでしょ」
「体壊すから、バイトは程々にしなさい」
「大丈夫」
「俺、頑張るから」