君の言葉で夢を見たい
- もう一度があるなら -
「사실은 저도 한국어를 공부했습니다. 《実は、私も韓国語を勉強しました》」
初めてゲスト相手に口にしたその言葉は、自分で思っていたよりも自信なさげで、頼りない響きをしていた。
『日本語で気持ちを伝えたい人ができたんです』
恥ずかしそうに視線を逸らしながら、彼はそう言った。
その言葉に背中を押されて、私は思わず彼を引き留め、拙い韓国語を口にしてしまった。
だけど彼の日本語とは違って、発音も間の取り方もぎこちない私の韓国語に急に恥ずかしさが込み上げる。
彼は驚いたみたいに目を丸くして私の方を見た。
「진짜《マジで》……」
わずかに開いた彼の口から初めて韓国語が小さく漏れた。
「네,정말이에요.《はい、本当です》」
私がそう答えると、彼は何か言いたそうに口を開きかけた。
だけど、迷うみたいに視線を彷徨わせた後、そのまま何も言わずに再び唇をキュッと結んだ。
私が未熟な韓国語を口にしたせいで、かえって気を遣わせてしまったのかもしれない。
そう思って、「まだ、あれくらいしか話せないんですけど……」と慌てて日本語で付け足した。
「以前、ロビーでお話したことありますよね……?」
彼の瞳が、さらに丸くなる。
「あの時、私も韓国語を話せたら、もっとスムーズにお手伝いできたのにと思いまして」