ひとりが嫌で、今日も笑う。
私は一瞬迷って、笑った。
「透羽だよ〜。星乃透羽」
叶「……とわ」
その呼び方に、胸の奥がきゅっと鳴った。
名前を、呼ばれただけなのに。
航斗が面倒そうに髪をかき上げた。
航「お前ら、騒ぐな。うるせぇ」
迅が眼鏡を押し上げる。
迅「しかし航斗。一般の生徒をここに近づけるのは危険では?」
斑「それに、女絡むと面倒だろ」
伊「斑くん、それ言い方きついよぉ」
斑「うっせぇ、伊織!」
叶「……うるさい」
叶兎の小さいけど圧がある一言で、斑が黙った。
……叶兎、怖い。
なのに、どこか笑ってしまいそうになる。
この人たちは、本当に仲間なんだ。
それが、眩しかった。
心の奥が、ちくりと痛む。