ひとりが嫌で、今日も笑う。
そこにはいつも通り、黒月がいた。
5人の姿が見えた瞬間、胸が少しだけ楽になる。
……その事実が怖い。
「こんにちは〜……」
声が掠れていた。
伊織が一番に気づいて、駆け寄ってくる。
伊「透羽ちゃん?声、変だよぉ?」
「だいじょうぶ……」
斑「大丈夫じゃねぇだろ、それ」
迅が眼鏡の奥で目を細める。
迅「顔色が悪いですね」
叶兎が私を見たまま、ぽつりと言った。
叶「……熱」
航斗がこちらへ歩いてくる。
航「おい」
その声はいつもより低くて、怖かった。
航「お前、何度だ」
「……わかんない」