ひとりが嫌で、今日も笑う。
航斗が私の額に手を当てた。
冷たい手のひら。
それだけで、涙が出そうになった。
航「……ふざけんな。熱い」
「えへへ……」
笑って誤魔化そうとした瞬間。
視界がぐらりと傾いた。
足の感覚が消える。
……やばい。
そう思った時には遅かった。
私は崩れ落ちるように倒れた。
気づいた時、誰かに抱えられていた。
揺れる景色の中で、航斗の声が聞こえた。
航「起きろ。寝んな」
「……ごめんねぇ」
航「謝んな」
斑「航斗、病院かこいつの家に連れてったほうが」
迅「自宅の場所が分かりません」
伊「透羽ちゃんのおうち……どこだろ……」
叶「……俺、知ってる」
「……え?」