【執着兄弟の溺愛シリーズ】エリート救急医は契約結婚した妻を極上の執着愛で囲い込む
食事を終えると、小春はタルトと紅茶をお盆に乗せダイニングテーブルまで運んできた。
「わぁ、果物がたっぷり乗っていて美味しいですね」
「ああ。小春が淹れてくれた紅茶とも合うな」
紅茶はダージリンで、すっきりとした渋みがありタルトとの相性もよかった。
「はい。買ってきてよかったなぁ」
小春は心底幸せそうな表情でタルトを頬張り、あっという間に食べ終えた。
「最近少し太っちゃってダイエットしてたんですけど、今日は特別です」
言いながら照れくさそうに小春はお腹を擦る。
「いや、ダイエットなんて必要ないだろう」
「そんなことないんです。お腹なんてぷにぷにで」
「女性は多少ぷにぷにくらいがちょうどいいんだ」
正直に言えば、体型など関係ない。小春が健康で幸せそうならばそれでいい。
「小春」
俺はタルトを食べ終えたタイミングで用意しておいたラッピングされた長細い箱を差し出した。
「武尊さん、これは?」
「開けてみてくれ」
俺の言葉に小春は丁寧に包みを開けた。
「ネックレス……私にですか?」
小春が驚いたように尋ねる。
プレゼントしたのは小ぶりなダイヤのネックレスだ。仕事中も付けられるようにシンプルなデザインの物を選んでオーダーした。
「ああ」
「でも、どうして……? こないだ指輪ももらったばかりなのに……」
すると、小春は少し戸惑ったような目を俺に向けた。
「気に入らなかったか?」
「まさか! すごく嬉しいです。武尊さん、ありがとうございます」
にこっと笑った小春にホッと胸を撫で下ろす。
「早速付けてもいいですか?」
「ああ。俺が付ける」
立ち上がって椅子に座る小春の背後に回り、ネックレスを付けた。
「あ、ありがとうございます」
指先が細い首筋に触れると、小春は頬を赤く染めて俺から目を逸らした。
「小春、この間のパーティのことなんだが……」
俺は意を決して切り出した。
あの日、小春にキスをしたのは、その場の空気に流されたからではないとどうしても彼女に伝えたかった。
「実はあの晩――」
「私、酔っぱらっていてあの夜のこと何も覚えていないんです」
俺の言葉に被せるように言った小春は、困ったように眉を下げる。
「な、何も? 本当か?」
「はい。何も」
小春はあの晩のキスのことを覚えていないようだ。
「そ、そうか。覚えていないならいいんだ……」
小春との心の距離を縮めるチャンスだと思っていた俺は、拍子抜けしつつ心の中で大きな溜息を吐いた。
「わぁ、果物がたっぷり乗っていて美味しいですね」
「ああ。小春が淹れてくれた紅茶とも合うな」
紅茶はダージリンで、すっきりとした渋みがありタルトとの相性もよかった。
「はい。買ってきてよかったなぁ」
小春は心底幸せそうな表情でタルトを頬張り、あっという間に食べ終えた。
「最近少し太っちゃってダイエットしてたんですけど、今日は特別です」
言いながら照れくさそうに小春はお腹を擦る。
「いや、ダイエットなんて必要ないだろう」
「そんなことないんです。お腹なんてぷにぷにで」
「女性は多少ぷにぷにくらいがちょうどいいんだ」
正直に言えば、体型など関係ない。小春が健康で幸せそうならばそれでいい。
「小春」
俺はタルトを食べ終えたタイミングで用意しておいたラッピングされた長細い箱を差し出した。
「武尊さん、これは?」
「開けてみてくれ」
俺の言葉に小春は丁寧に包みを開けた。
「ネックレス……私にですか?」
小春が驚いたように尋ねる。
プレゼントしたのは小ぶりなダイヤのネックレスだ。仕事中も付けられるようにシンプルなデザインの物を選んでオーダーした。
「ああ」
「でも、どうして……? こないだ指輪ももらったばかりなのに……」
すると、小春は少し戸惑ったような目を俺に向けた。
「気に入らなかったか?」
「まさか! すごく嬉しいです。武尊さん、ありがとうございます」
にこっと笑った小春にホッと胸を撫で下ろす。
「早速付けてもいいですか?」
「ああ。俺が付ける」
立ち上がって椅子に座る小春の背後に回り、ネックレスを付けた。
「あ、ありがとうございます」
指先が細い首筋に触れると、小春は頬を赤く染めて俺から目を逸らした。
「小春、この間のパーティのことなんだが……」
俺は意を決して切り出した。
あの日、小春にキスをしたのは、その場の空気に流されたからではないとどうしても彼女に伝えたかった。
「実はあの晩――」
「私、酔っぱらっていてあの夜のこと何も覚えていないんです」
俺の言葉に被せるように言った小春は、困ったように眉を下げる。
「な、何も? 本当か?」
「はい。何も」
小春はあの晩のキスのことを覚えていないようだ。
「そ、そうか。覚えていないならいいんだ……」
小春との心の距離を縮めるチャンスだと思っていた俺は、拍子抜けしつつ心の中で大きな溜息を吐いた。