【執着兄弟の溺愛シリーズ】エリート救急医は契約結婚した妻を極上の執着愛で囲い込む
第五章 幸せな時間~氷室武尊side~
翌朝八時。ベッドで目を覚ますと隣には穏やかな表情で眠る小春の姿があった。
昨日の夜を回想すると、愛おしさと喜びでつい表情が緩みそうになる。
そっと小春の顔にかかった前髪を指でどける。
一緒に暮らし始めてから、愛する小春がすぐそばにいながら触れられないもどかしさをずっと感じていた。
そのため、『私は武尊さんが好きです。だから、キス以上のことだって……』と小春に言われて理性が利かなくなった。
さらに小春に経験がないことを知り、喜びもひとしおで拍車をかけた。
小春を抱いているとき、頭がどうかしてしまいそうなほど興奮して我を忘れそうになった。わずかに残っている理性で小春を傷付けないようにと注意を払っていたが、大丈夫だっただろうかと心配になる。
気持ち良さそうに寝息を立てる小春を残し、俺は寝室を出てリビングへ向かい矢崎先生に電話を掛けた。
「先生、朝早くすみません」
『もしもし、氷室くんか? 河合さんは大丈夫かい?』
すぐに電話に出た先生の声には心配の色が滲んでいる。
昨日の夜、小春の様子がおかしかったことが気になり、矢崎先生に電話で事情を尋ねた。すると、診療所のポストに【河合小春は裏切り者】という宛名不明の手紙が届いていたことを知らされた。
『他に彼女の様子で気になったことはありませんか?』
『実は、何かを失くしたみたいで必死に院内を探していたんだよ』
先生の言葉から小春がネックレスを失くしたのだとすぐに察した。
すぐさま先生に防犯カメラの映像を確認してもらうと、山田がポストに何かを投函した場面やネックレスを拾ったであろう瞬間が映っていると告げられた。
証拠を掴んだ俺は、小春の後を追って診療所へ向かったのだった。
「先生には色々とご迷惑をおかけしてすみません」
『いいんだよ。僕も妻が大好きだから、氷室くんの心配な気持ちはよくわかる。でも、まさか君がこんなにも愛妻家になるとはね』
「自分でも驚いています」
小春と出会ってから、自分の独占欲がこんなにも強かったのかと思い知らされた。いつ、どこで、何をしていても常に頭の中には小春の存在がある。
自分以外の男に笑顔を向けている姿を見ると、腹の奥底からモヤモヤした感情が込み上げてくる。例え相手が実の弟の翔真でも、だ。
それほどまでに俺は小春を心から愛している。何があっても彼女だけは絶対に離さない。
『これから先も末永くお幸せにね』
先生にお礼を告げて電話を切ると、俺は気持ちを切り替えてキッチンに立った。
昨日の夜を回想すると、愛おしさと喜びでつい表情が緩みそうになる。
そっと小春の顔にかかった前髪を指でどける。
一緒に暮らし始めてから、愛する小春がすぐそばにいながら触れられないもどかしさをずっと感じていた。
そのため、『私は武尊さんが好きです。だから、キス以上のことだって……』と小春に言われて理性が利かなくなった。
さらに小春に経験がないことを知り、喜びもひとしおで拍車をかけた。
小春を抱いているとき、頭がどうかしてしまいそうなほど興奮して我を忘れそうになった。わずかに残っている理性で小春を傷付けないようにと注意を払っていたが、大丈夫だっただろうかと心配になる。
気持ち良さそうに寝息を立てる小春を残し、俺は寝室を出てリビングへ向かい矢崎先生に電話を掛けた。
「先生、朝早くすみません」
『もしもし、氷室くんか? 河合さんは大丈夫かい?』
すぐに電話に出た先生の声には心配の色が滲んでいる。
昨日の夜、小春の様子がおかしかったことが気になり、矢崎先生に電話で事情を尋ねた。すると、診療所のポストに【河合小春は裏切り者】という宛名不明の手紙が届いていたことを知らされた。
『他に彼女の様子で気になったことはありませんか?』
『実は、何かを失くしたみたいで必死に院内を探していたんだよ』
先生の言葉から小春がネックレスを失くしたのだとすぐに察した。
すぐさま先生に防犯カメラの映像を確認してもらうと、山田がポストに何かを投函した場面やネックレスを拾ったであろう瞬間が映っていると告げられた。
証拠を掴んだ俺は、小春の後を追って診療所へ向かったのだった。
「先生には色々とご迷惑をおかけしてすみません」
『いいんだよ。僕も妻が大好きだから、氷室くんの心配な気持ちはよくわかる。でも、まさか君がこんなにも愛妻家になるとはね』
「自分でも驚いています」
小春と出会ってから、自分の独占欲がこんなにも強かったのかと思い知らされた。いつ、どこで、何をしていても常に頭の中には小春の存在がある。
自分以外の男に笑顔を向けている姿を見ると、腹の奥底からモヤモヤした感情が込み上げてくる。例え相手が実の弟の翔真でも、だ。
それほどまでに俺は小春を心から愛している。何があっても彼女だけは絶対に離さない。
『これから先も末永くお幸せにね』
先生にお礼を告げて電話を切ると、俺は気持ちを切り替えてキッチンに立った。