【執着兄弟の溺愛シリーズ】内緒の三つ子を出産したら、執念で見つけ出した凄腕パイロットから重たい独占愛を刻み込まれる
「書き込みをした相手って、氷室さんの元カノとか遊び相手って可能性はない?」
「え……?」
「ふたりが結婚するかもって時にあんな書き込みされるなんてタイミングが良すぎるもんっ。その元カノがふたりが結婚するって知って、氷室さんを取られたって凛花のことを逆恨みしてるのかもしれないよっ」
確かに成美の言うことも一理ある。
実際、私は翔真さんの女性遍歴を何も知らない。
けれど、翔真さんに私と付き合う前に元カノがいたとしても、彼が相手に恨まれるような付き合い方や別れ方をするとは到底思えない。遊び相手がいた可能性はさらに低いだろう。
翔真さんは誠実な人だ。一度離れた今、そう実感している。
彼は今まで私に対して真摯に愛を伝え続けてくれた。そんな彼を私は心から信じている。
「パイロットっていく先々で女性遊びするって言うし……。氷室さんだって― ―」
「――やめて」
私は成美の言葉を最後まで待たずに遮った。
「お願い。今回の件に彼は関係ない。だから、翔真さんを侮辱するようなことを言わないで」
「え……。私は親切心で言っただけなのに、そんな言い方って……」
ハッキリ言う私に、成美が顔を強張らせる。
私は成美を傷付けてしまったとはたと我に返り、慌てて付け加えた。
「成美が私を心配してくれるのは嬉しい。けど、彼は大丈夫。そんな不誠実なことをする人じゃないって分かってるから」
ほんのわずかに重たくなる雰囲気を切り裂くように「そっかぁ」と成美が微笑んだ。
「ふたりは信頼し合ってるのに、変なこと言ってごめんねっ」
「ううん。私こそごめん。そろそろ子どもたち来るから受け入れ準備しよう」
私は無理矢理笑顔を作って成美にそう告げた。
けれど、私の誹謗中傷のコメントは止むことはなかった。コメントを削除してもすぐに新たな書き込みがあり、これではイタチごっこだ。
仕事を終えた私は園長に呼び出され、コメント欄を廃止すると告げられた。「で「でも、コメントを書き込むのを楽しみにしている保護者の方もいますし……」
「だけど、凛花先生がこれ以上悪意を持った誰かに攻撃されるのは避けたい」
園長先生にとっても苦肉の策のようだ。
「でしたら、廃止ではなく承認制にしていただけませんか? そのチェックは毎回私がします。そうすれば――」
「それは凛花先生の負担になるよ。これから先、他の先生に対しても同様のことが起きるかもしれないから。明日にでも保護者にその旨を伝えるから」
「……分かりました。ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
私は園長に頭を下げると、肩を落として保育園を後にした。
「え……?」
「ふたりが結婚するかもって時にあんな書き込みされるなんてタイミングが良すぎるもんっ。その元カノがふたりが結婚するって知って、氷室さんを取られたって凛花のことを逆恨みしてるのかもしれないよっ」
確かに成美の言うことも一理ある。
実際、私は翔真さんの女性遍歴を何も知らない。
けれど、翔真さんに私と付き合う前に元カノがいたとしても、彼が相手に恨まれるような付き合い方や別れ方をするとは到底思えない。遊び相手がいた可能性はさらに低いだろう。
翔真さんは誠実な人だ。一度離れた今、そう実感している。
彼は今まで私に対して真摯に愛を伝え続けてくれた。そんな彼を私は心から信じている。
「パイロットっていく先々で女性遊びするって言うし……。氷室さんだって― ―」
「――やめて」
私は成美の言葉を最後まで待たずに遮った。
「お願い。今回の件に彼は関係ない。だから、翔真さんを侮辱するようなことを言わないで」
「え……。私は親切心で言っただけなのに、そんな言い方って……」
ハッキリ言う私に、成美が顔を強張らせる。
私は成美を傷付けてしまったとはたと我に返り、慌てて付け加えた。
「成美が私を心配してくれるのは嬉しい。けど、彼は大丈夫。そんな不誠実なことをする人じゃないって分かってるから」
ほんのわずかに重たくなる雰囲気を切り裂くように「そっかぁ」と成美が微笑んだ。
「ふたりは信頼し合ってるのに、変なこと言ってごめんねっ」
「ううん。私こそごめん。そろそろ子どもたち来るから受け入れ準備しよう」
私は無理矢理笑顔を作って成美にそう告げた。
けれど、私の誹謗中傷のコメントは止むことはなかった。コメントを削除してもすぐに新たな書き込みがあり、これではイタチごっこだ。
仕事を終えた私は園長に呼び出され、コメント欄を廃止すると告げられた。「で「でも、コメントを書き込むのを楽しみにしている保護者の方もいますし……」
「だけど、凛花先生がこれ以上悪意を持った誰かに攻撃されるのは避けたい」
園長先生にとっても苦肉の策のようだ。
「でしたら、廃止ではなく承認制にしていただけませんか? そのチェックは毎回私がします。そうすれば――」
「それは凛花先生の負担になるよ。これから先、他の先生に対しても同様のことが起きるかもしれないから。明日にでも保護者にその旨を伝えるから」
「……分かりました。ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
私は園長に頭を下げると、肩を落として保育園を後にした。