【新作】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。
□幸せになるための結婚。
二人で掴む幸せ
「ここで話すのも人目に付きますし、どこかカフェでお話でもしましょうか。お互いのことを、色々と話しましょう」
「はい。 そうですね」
こうして私は、出会って数十分の四之宮さんと結婚をすることになった。
✱ ✱ ✱
「改めまして、早瀬舞美絵です。よろしくお願いします」
「四之宮賢哉です。こちらこそ、末永くよろしくお願いします」
す、末永く……。なんだか改めて言われると、少しばかり照れる。
「私、もうすぐ三十歳になります。一週間後が、三十歳の誕生日です」
「え、本当に三十歳? 見えませんね。もっと若く見えます」
「えっ、本当ですか?」
もっと若く見えますと言われ、ちょっとばかし浮かれてしまいそうになる。
「ちなみに俺も、三十です。今年三十一になります」
「そうなんですね。 年齢近いんですね」
「本当ですね」
でも四之宮さんも三十一になるようには、どうも見えない。 年齢の割に大人びて見えるし、落ち着いているように見える。
「ちなみに俺の好きな食べ物は、うどんにちくわの磯辺揚げとかしわ天乗せね」
「いい組み合わせですね。美味しい組み合わせですもんね」
うどんにちくわの磯辺揚げとかしわ天乗せて食べるというのは、ちょっと贅沢で美味しい。
「舞美絵さんの好きな食べ物は?」
「私の好きな食べ物は……わかめご飯と鶏の照り焼きですね」
「わかめご飯好きなんだ」
四之宮さんからそう聞かれたので、「はい。わかめご飯のおにぎりとかよく食べてます」と答える。
「わかめご飯好きな女の子って、結構多いよね」
「確かに。 あの塩気がたまらないんですよね」
特にお弁当用に売ってる混ぜ込みのヤツが好き。