【新作】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。
「はい、乾かせたよ」
「ありがとう、賢哉さん。 私も、乾かしてあげるね」
「お、ありがとう」
私も賢哉さんの髪の毛をドライヤーで乾かしていく。
「風、熱くないですか?」
「大丈夫だよ」
賢哉さんの髪の毛は短いから、割とすぐに乾いてしまった。
「終わりました」
「サンキュー」
私はパックを一枚取り出すと、顔にパックを貼り付けていく。
「俺もパックしていい?」
「どうぞー」
賢哉さんは普段からスキンケアに力を入れているようで、私がふだん使っているパックを使ってから肌の調子が良くなったらしく、最近では二人で愛用するようになった。
確かに賢哉さんは元々肌質がいいのか、肌もキレイだし、肌荒れも起きにくいみたいだから私としては羨ましいのだけど。
最近では、家では苦手だったメガネも掛けるようになった。 賢哉さんがメガネ姿の私をかわいいと褒めてくれたし、目の大きさも気にならないと言ってくれたおかげだ。
休みの日で外出しない時は、最近よくメガネ姿のまま出掛けるようにもなった。 コンタクトしてると目が乾くせいかゴロゴロすることも増えたし、目が疲れるようになったせいか、メガネのが楽だと思うようになった。
次にメガネを買う時は、賢哉さんにも見てもらって新しいのを買いたいと思う。 賢哉さんが選んでくれたメガネなら、ずっと使いたいと思うし。
「ねえ、賢哉さん?」
パックを貼り付けた賢哉に話しかけると、賢哉さんは「ん? どうした?」と私を見る。
「今度、新しいメガネ買いに行きたいから、付き合ってくれないかな?」
「メガネ? 全然いいよ。俺で良ければ付き合う」
「ありがとう、賢哉さん」