【新作】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。


 私は「賢哉さんに選んでほしいな、メガネ」とお願いすると、賢哉さんは「俺が選んでいいのか?」と聞き返してくる。

「うん、賢哉さんに一緒に選んでほしいの。 私に似合うの」

 賢哉さんは「俺で良ければ、一緒に選ばせて」と言ってくれた。

「うん」

 パックを外してスキンケアをしていると、賢哉さんが「舞美絵、久しぶりにアレやらない?」と聞いてきた。

「アレ……?」

 アレとは……?と思っていると、賢哉さんはトランプを取り出し「ババ抜き」とトランプを見せる。

「いいね、ババ抜き。やろうよ」

 前に賢哉さんとババ抜きした時、負けちゃったから今度こそリベンジしたい。
 
「じゃあまた、負けた方が罰ゲームにでもする?」

 そう聞いてみると、賢哉さんは「今日は逆に、勝った方が罰ゲームってのはどう?」と提案してきたので、私もつい「それ、面白そう。いいね」と答えてしまった。

「じゃあ決まりだな。 ババ抜きで勝った方が、負けた人の言うことをなんでも聞くってことで」

「わかった。じゃあそれで」

 久しぶりにババ抜きをすることになったのだけど、前回賢哉さんに負けてしまったので、今回も負けるかなと思っていたのだけど……。

「……あれ、勝っちゃった?」

「残念。今回は、俺の負けだな」

 こんな時にババ抜きで勝ってしまった私は、罰ゲームを受けることになってしまった。

「えー、なんでこんな時に勝っちゃうの、私」

「残念だな、舞美絵。罰ゲーム、受けてもらうぞ」

「……仕方ないですな」
  
 どんな罰ゲームでも受けるしかないから、腹を括ろう。

「罰ゲームは……なに?」

「そうだな……。じゃあ、舞美絵にお願したいことがあるんだけど」
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