【新作】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。

「お願い? うん、なんでも聞くよ?」

 何を言われるのだろうとドキドキしていると、賢哉さんは私に「明日の朝ごはん、サンドイッチ作ってほしい」と言ってくる。

「えっ、サンドイッチ?」

 私は驚きながらも、「え、それが罰ゲームなの?」と聞き返すと、賢哉さんは「そう。朝から俺のためにサンドイッチを作ることが、舞美絵への罰ゲームね」と言ってきたのだった。

「サンドイッチ作ることくらい、なんでもないよ。むしろ罰ゲームっぽくなくない?」

「俺が食べたいんだよ、舞美絵の作るサンドイッチが。 だから俺のためにサンドイッチを作ることが、俺への罰ゲーム」 

 全然罰ゲームっぽくないけど、そんなのでいいかな? 賢哉さんのためにサンドイッチ作れるの、私は嬉しいし。

「もっと罰ゲームっぽいもの、言ってもいいのに」

「じゃあ、追加でもう一個罰ゲーム増やしていい?」

 私はベッドに潜り込む賢哉さんの隣に座る。

「今度はどんな罰ゲームにする?」

 賢哉さんは少し考え込みながら「そうだな……。じゃあ、舞美絵からしてほしいかな」と私を見る。

「今度は、何をすればいいの?」

「決まってるだろ? おやすみのキス」

「おやすみのキスでいいなら……全然、します」

 ちょっと照れくさくなるけど、それが罰ゲームだし。

 私は賢哉さんの方に身体を近づけると、賢哉さんの唇にそっとキスを落とした。

「これで……いい?」

 そう聞いてみるも、賢哉さんはすぐに「ダメ」と答えた。

「えっ!?」

 だ、ダメなの……!?

「もう一回して、舞美絵」

「もう……意地悪いね、賢哉さん」

 そう言いながらも、もう一度賢哉さんにキスをすると、賢哉さんは「合格だ」と笑った。
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