【新作】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。
賢哉さんはソファへ座り込むと、「お前、舞美絵に余計なこと言ったら、どうなるかわかってるだろうな?」と寺巻さんを見ている。
「ん?なんのことかなー」
「お前な……」
賢哉さんはため息を付くと、お茶を飲む。
「よし、じゃあ夕食にしましょうか。ご飯出来てるので」
「おっ、待ってました!」
寺巻さんはテンションが上がってるのか、嬉しそうな顔をしている。
「今用意するので、待っててくださいね」
私はキッチンでお味噌汁を温め直し、レンジで生姜焼きと鶏の照り焼きを温め直していると、賢哉さんが「俺が運ぶよ」と言ってくれる。
「いいの?ありがとう」
賢哉さんが生姜焼きと鶏の照り焼きを運んでくれている間に、お味噌汁とご飯を三人分用意した。
「それも、俺が運ぶよ」
「ありがとう」
賢哉さんがお盆に乗せたご飯のお味噌汁を運んでくれている間に、お箸を持っていく。
「めっちゃ美味そうですね」
「お口に合うといいんですけど」
寺巻さんは「食べてもいいですか?」と聞いてくれるので「どうぞ、召し上がってください」と伝える。
「いただきます」
「賢哉さんも食べて」
「いただきます」
寺巻さんは白いご飯に生姜焼きを乗せて食べると、「ん!? めっちゃ美味い!」と言ってくれた。
「本当ですか? 良かったです」
「うん、やっぱり美味い」
賢哉さんも美味しいと言ってくれたので、嬉しかった。
「ん!これも美味い……」
「お口に合ったみたいで、良かったです」
少し味付けを濃いめにしたのが良かったみたいで、二人ともご飯が進んでいる。
「四之宮の奥さんて、本当に料理上手なんだな」
「だから、いつもそう言ってるだろ」