【完結】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。


「ん……なんか、気持ち悪い……」

 急に吐き気がし急いでトイレに駆け込む。

「っ……」

 もしかして、知らない間になんか変なもの食べちゃったのかな……。賞味期限はちゃんとチェックしているつもりだったんだけど……。
 困ったな……すごく気持ち悪い。 でも変なものを食べたような記憶がない。
 もし仮に食べてたとしたら、きっと賢哉さんも同じものを食べているはずだから、賢哉さんもきっと体調不良になってるかもしれない。

「どうしよう……」

 賢哉さんまで体調不良になったら、絶対に私のせいだ。いや、参ったな……。
 賢哉さんに連絡したいけど、気持ち悪さが抜けなくてトイレから出れそうにない。 あいにくスマホもリビングにあるので、取りに行くしかない。
 なんとか気力を振り絞りリビングへとゆっくり歩いていき、スマホを手にして賢哉さんに電話をかける。

「もしもし、舞美絵? どうした?」

 電話越しに賢哉さんの声が聞こえるけど、気持ち悪さでなかなか声が出せない。

「舞美絵?」

「賢哉さん、あの……」

「どうした?何かあったのか?」

「体調……大丈夫?」

 賢哉さんは「体調? いや、俺は大丈夫だけど」と電話越しに言ってくれるけど、その後に「舞美絵、もしかして体調悪いのか? なんかしんどそうだけど……」と心配してくれる。

「なんか……さっきからずっと、気持ち悪くて……」

「え? 大丈夫か?」

「なんか、変なもの食べちゃったのかな……」

 でも変なもの食べた記憶なんてないな。 

「病院、行った方がいいかもな。……行けそうか?」

「無理かもっ……動けない……」

「そうか。とりあえず、すぐに救急車呼ぶから家で待ってて」

「うん……」
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