【完結】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。


 私は電話を切ると、大人しく家で救急車が到着するのを待った。 その間も気持ち悪さが残っていて、横になることしか出来なかった。
 賢哉さんが救急車を呼んでくれたおかげで、十分もしないうちに救急車が到着し、救急隊の人が家に入ってきてくれた。

「四之宮舞美絵さん、ですか?」

「……はい」

「どうですか?動けそうですか?」

「いえ……無理そうです」

「じゃあ、担架で運びますね」

 救急隊の方が担架に私を乗せてくれて、救急車まで運んでくれた。 救急車はすぐに近隣の外来がある病院へ連絡を取ってくれたようで、そのまま近くの病院へと運ばれた。
 その間何度か救急車の中でも強い吐き気に襲われてしまい、嘔吐してしまったけど、救急隊の方は優しく対応してくれたのでありがたかった。

✱ ✱ ✱

「ん……んん……?」
 
 目を覚ますと、病院のベッドの上だった。

「舞美絵、目が覚めたか?」

「賢哉、さん……?」

 そこには、私を心配そうに見つめている賢哉さんがいた。

「大丈夫か? 体調はどうだ?」

「少し……良くなった気がする」

「そっか、良かった。……先生呼んでくるから、ちょっと待ってて」

 賢哉さんは先生を呼びに病室を出て行く。 点滴が繋がれているところを見ると、吐き気も少し治まっているので、吐き気止めを入れてくれていたのかもしれない。

「四之宮さん、大丈夫ですか?」

「はい……少し良くなりました」

「そうですか。 吐き気がひどいということだったので、点滴と一緒に吐き気止め入れましたからね」

「……ありがとうございます」

 少し良くなったおかげか、楽になった気がする。

「四之宮さん、何か食べ物に当たったとかって、心当たりありますか?」
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