【完結】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。
□家族になる喜び

妊娠発覚



「四之宮さん、ここでちょっと調べたいことがあるので、先生来るまで待っててくださいね」

「は、はい」

 すぐに別の先生が来て、その先生に症状を伝えた看護師さんと救急の先生は、「じゃあ四之宮さん、また来ますね」と出て行く。

「四之宮さん、産科の生方(うぶかた)です」

「……はい」

「さっき救急の先生から、食べ物を見た時に気持ち悪くなったと伺っています。 病院に搬送された時も気持ち悪さを訴えていたと聞いてますが、お間違いないですか?」

「はい。間違い、ないです」

 先生からいくつか質問をされた私は、淡々と質問に答えた。 いつから気持ち悪さがあったのかとか、色々聞かれた。
 でも極めつけは「生理がちゃんと来ているか」という質問だった。 よく考えたら、生理が遅れていることに気付いた。
 元々生理不順なのもあり、月によって変動していたから、あまりその辺のことを深く気にしていなかったけど……。

「四之宮さん、先ほど伺わせていただいた感じだと……これは胃腸炎ではなく、恐らく妊娠による初期症状だと思われます」

「……妊娠、ですか?」

 【妊娠】という言葉を聞いた時、ピンときた。 確かに生理が遅れていることを考えても、私はそれに当てはまる。

「妊娠……」

 私、妊娠してるの……? お腹に、赤ちゃんが?

「恐らく四之宮さんは、悪阻のせいで気持ち悪くなっているんだと思います」

「悪阻……?」

 これが悪阻ってこと……? この気持ち悪い感じが、悪阻?
 胃がムカムカしたりするのも、悪阻の初期症状?

「まだ確定ではないけど、多分間違いないと思います。 明日また詳しく検査しますので、今日はこちらでお休みになってください」

「……わかりました」
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