【完結】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。
□自分に出来ること~賢哉SIDE~
愛おしい家族のため
「四之宮、奥さん体調どうだ?」
「もうすっかり落ち着いたみたいだ」
「そっか。良かったな」
「ああ、まあな」
舞美絵の妊娠がわかってから半年が経ったが、舞美絵の悪阻も落ち着いたようで、最近では動けるようにもなったようだ。
お腹の子も順調に育っていて、すくすくと成長しているのが目に見えてわかるようになった。 舞美絵のお腹が前より大きくなって、本当に子供がいるんだなと実感している。
お腹の子が時々動くのがわかると、鼓動が聞こえる気がして俺は嬉しくなる。 今まで子供がいる生活のことを想像していなかった俺は、今が一番楽しく感じる。
「性別はもうわかってるのか?」
「ああ、五ヶ月くらいでもう一般的にはわかるらしい」
「そっか。 四之宮のところはもうどっちか聞いたか?」
寺巻に子供の性別のことを聞かれたが、俺はまだ性別を知らない。 というのも、舞美絵が俺にはサプライズで性別がどっちかをケーキで教えたいらしく、まだ秘密にされている。
「俺はまだ知らされてない」
「え、まだ知らないのか」
「今度の検診の後、舞美絵がサプライズで教えてくれるみたいだ」
「へえ、サプライズか。 ちょっと面白そうだな」
寺巻も俺に子供が出来たこと自体が嬉しいのか、なんだかんだと楽しみにしているらしい。
「性別をケーキで教えてくれるそうだ」
「ケーキで? ああ、たまに聞くよな」
俺的には、子供の性別はどっちでもいいんだ。 元気に産まれてさえくれれば、どっちでも構わない。
「四之宮的には、どっちのが嬉しい?」
「まあやっぱり男の子がいいなーとは思うけど、女の子でもかわいいからどっちでもいいかな」
「確かに、どっちでもいいかもな」