【完結】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。
「賢哉さん、具材わかめご飯にする?」
「わかめご飯がいい」
「了解」
舞美絵はわかめご飯が好きだと、確か出会った頃に言っていたな。 舞美絵の好きなわかめご飯は、混ぜ込みタイプのわかめご飯で、ご飯に混ぜるだけで簡単にわかめご飯が出来る素らしい。
わかめご飯の他にも、しそとか色々あるらしいけど、舞美絵はシンプルなわかめご飯が一番好きらしい。
「まずこの白いごはんに、このわかめご飯の素をサラッと入れて。 あ、でも……入れすぎるとしょっぱくなっちゃうから、気を付けてね」
「おお、わかった」
言われた通りに、わかめご飯の素をパラパラっと振りかけていく。
「後はこれを、しゃもじでまんべんなく混ぜ込んでいけば大丈夫」
「わかった」
しゃもじで混ぜ込んでいくと、少しずつわかめご飯が出来上がってくる。
「そのくらい混ぜれば、もう大丈夫かな」
舞美絵はラップを取り出すと、ラップを切ってテーブルに広げていく。
「じゃあ、ここにご飯乗せて後はラップを丸めて握るだけだよ」
「こうか?」
「そうそう。 三角にするには、こうやればいいんだよ」
舞美絵が握り方の見本を見せてくれる。
「なるほど。……やってみるか」
「うん、やってみて」
舞美絵に見守られながら、おにぎりを握ってみるが、なかなか三角が上手く作れない。
「意外と難しいな、三角作るのって」
「最初は難しいかもしれないけど、やってる内に出来るようになるよ」
「そうか。 なら、おにぎりちょっと頑張ってみるか」
「また作りたい時は言ってくれれば、一緒にやるよ」
「ありがとう」
俺は舞美絵が握ったキレイな三角を見て、こういう風に握れるようになりたいと思った。