【完結】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。


 きっと私は、彼がいなかったらここまで頑張れなかった。 一人じゃないと心細かっただろうし、辛さを感じてしまっていたと思う。
 
「賢哉さん、この子は私たちが幸せにしよう。……ずっとずっと、幸せにしなきゃね」

「そうだな。 幸せにしないとな」

 私たちの元に産まれてきてくれたことが、今は何よりも嬉しい。

「名前、決めないとね」

「そうだな。 名前、決めないとな」

 この子に付ける名前は、どんな名前にしよう。私たちの子供に付ける名前は、私たち二人でじっくりと決めたい。

「舞美絵、疲れただろ? ゆっくり休んでくれ」

「うん、ありがとう」

 私をベッドに寝かせてくれる賢哉さんは、「本当に、お疲れ様」とおでこにキスしてくれた。

「賢哉さん、ありがとう」
 
 賢哉さんがいてくれたおかげで、私はこの子に出会えた。 愛おしい家族が出来た。

✱ ✱ ✱

「先生、本当にお世話になりました」 

「ありがとうございました」
 
 それから私たちは無事に退院し、自宅へと帰る。

「さ、帰ろうか、我が家へ」   

「うん。よろしくお願いしますよ、パパ」

 今日から私たちは二人から三人家族になる。

「パパか。……なんか、慣れないな」

「そのうち慣れるよ」

「それもそうか」

 初めての育児になるから、絶対に大変だってわかってる。 だけど、私は一人じゃない。
 私には賢哉さんがいて、愛おしい我が子がいる。 

 いつかこんな幸せが来る日を夢見てた私に、この家族という幸せを運んで来てくれた二人に、本当に感謝してる。
 
「帰ったら、名前決めないとな」

「そうだね。 いい名前、考えないとね」

 この子に付ける名前は、私たちが一生懸命考えてあげるからね。
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