【新作】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。
□頼れる心強い存在
昔の親友の過去
「確かに、そんな気がしてます」
四之宮さんはコーヒーを飲みながら「俺は、ここから見る花火は、一人より二人がいいかな。 舞美絵さんと、一緒に見たいですし」と言ってくれた。
「……ありがとうございます」
四之宮さんと見る花火のキレイさは、きっと想像出来ないくらいにキレイなんだろうな。
「あ、そうそう。使ってない部屋案内しますよ」
「あ、お願いします」
マグカップをテーブルに置くと、四之宮さんは来客用だという部屋に案内してくれる。
「ここです。 全然使ってないので、遠慮なくこの部屋を使ってください」
「ありがとうございます。 でも、本当にいいんですか?」
「はい。逆に使ってもらえると、助かります」
私は四之宮さんに「ありがとうございます。 じゃあ、使わせていただきます」と返事をした。
「必要なものがあれば、こちらで用意しますので。遠慮なく言ってくださいね、舞美絵さん」
「本当に、何から何までありがとうございます」
「気にしないでください。 これから俺たち夫婦になるんですから、遠慮はなしで」
私は「はい」と返事をすると、再びリビングへと戻った。
「あの、四之宮さん、お料理とかされますか?」
「料理は基本的に苦手です。 基本捜査の時だと現場に何日も張り込んだり、時には潜入捜査もしますので、基本家にいないことも多くて」
「潜入……捜査」
そっか、潜入捜査とかもするんだ……。そう聞くとやっぱり危険な仕事、なんだなと思ってしまう。
「まあ、張り込みも潜入捜査も、悪い輩を捕まえるためには必要なことですけど、そんなに重く捉えないでくださいね。……まあ、時にはちょっと危険な目に遭う時はありますけどね」