【新作】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。
二人の未来の予感
あの時もし出会っていたら、彼女は死なずに済んだかもしれない。 もちろん、オーバードーズに苦しむこともなかったかもしれない。
「彼女はきっと、あなたがこうして悔やんでいることを知って嬉しいと思いますよ」
「……そう、でしょうか」
「少なくとも俺なら、そう思います」
四之宮さんの言葉に、少し救われた気がした。
「ありがとうございます、四之宮さん」
「舞美絵さん、俺のこと、いつでも頼ってくださいね」
「……はい」
四之宮さんという優しい人に出会えて、本当に良かった。
「あ、寝室やバスルームも紹介しますね」
「はい」
四之宮さんが先に案内してくれたのは、寝室だった。 寝室のベッドはキングサイズなのか、一人で寝るにはかなり広く感じるほどのサイズだった。
「ベッド、大きいですね」
「一人で寝るには、大きいので持て余しますけどね」
マットレスもかなりいいヤツで、高級ブランドのなマットレスだった。
「でもこれからは、二人で寝るので持て余すことはなくなりますね」
「えっ……?」
「これから舞美絵さんと二人で寝るベッドになるので、二人なら充分寝やすいですね」
私はそう言われて「まあ、確かに二人なら……余裕もありますね」とつい言ってしまう。
「嬉しいですよ、俺は」
「……はい?」
「舞美絵さんと二人でこのベッドで寝るのが、今から楽しみですし」
そんなことを言われて、驚かないわけがない。 むしろ、ドキッとした。
「そ、そう……ですか?」
「そうだ。舞美絵さんとお揃いのパジャマ、用意しないとですね」
「え、パジャマ……?」
しかも、お揃い……。
「シルクのパジャマ、用意しておきますね」