【新作】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。
「え、シルクのパジャマですか?」
シルクのパジャマって、結構高いよね……?
「俺、シルクのパジャマじゃないと寝られないタイプなんでね」
「そうなんですか?」
「そう。 だから、舞美絵さんの分のシルクのパジャマも用意しますね」
私は「あ、ありがとうございます」とお礼をした。
「あ、舞美絵さんが普段使っているシャンプーとかトリートメントなどがあれば、言ってくださればこちらで用意しますから、遠慮なく言ってくださいね」
「あ、いえ!そこまでしてもらうわけには……!」
四之宮さんに、そこまで甘えられない……!
「いいんです。 俺が舞美絵さんのために、そうしたいんです」
「……四之宮さん」
「俺は、舞美絵さんのためならなんだってします。 舞美絵さんが幸せになるためなら、どんなことだってするつもりです」
「どんな……ことでも?」
四之宮さんが「どんなことだってするつもりです」と私に言ってくれた時、本当に嬉しかった。
雪輝には、そんなことを言ってもらったこともなかったから。 それが本当に嬉しかった。
「もちろんです。 俺は、舞美絵さんのために生きると決めたんですから」
「……嬉しいです。ありがとうございます」
四之宮さんは私の頭を優しく撫でると、髪の毛にもキスを落とす。
「私も、四之宮さんと一緒に生きます。……これからも、ずっと」
「はい。ずっと一緒です」
私は、四之宮さんという存在の大きさを感じた。器が大きくて、優しくて、この一瞬に小さな幸せを感じた。
「……四之宮さん。これから、よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします。 舞美絵さんに相応しい夫になれるように、頑張りますので」