【新作】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。


 予約してた席へと案内されると、四之宮さんがエスコートしてくれる。
 
「どうぞ、舞美絵さん」

「あ、ありがとうございます」

 私は静かに席に着いた。

「さ、今日は俺のおごりなので、好きなものを食べてください」

「えっ? あ、いえ、それは申し訳ないです」

 そうお断りしようとしたが、四之宮さんは「いいんです。 今日は舞美絵さんの大切な誕生日なんですから、俺にとことん甘えてください」と言われてしまう。

「あの……ありがとうございます」

「いえ。 さ、好きなものを頼んでください」

「はい」

 メニューを見ながら、食べたいものを頼むことにした。

「じゃあ……これとこれにします」

「了解」

 私はグリーンサラダと菜の花とサーモンのクリームパスタを頼むことにした。

「俺はどうしようかな……」

 メニューを眺める四之宮さんの顔がとてもカッコよく見えてしまい、目を逸らしたくなる。

「ん? どうしました?」

「あ、いえ! なんでもないです」

 しまった。あまりにもカッコよくて、つい見惚れてしまった……。

「俺も決めました。 注文はタブレットだそうなので、俺が注文しますね」

「あ、ありがとうございます」

「舞美絵さん、お酒は飲めますか?」

「はい。お酒は大好きです」

 タブレットを片手に「良かったら、お酒飲みませんか? 今日は誕生日ですし、せっかくなのでどうですか?」と四之宮さんから言われたので、「じゃあ、何か飲みますか」と答えてメニューに目を通す。

「シャンパンなんてどうですか?」

「いいですね、シャンパン。飲みたいです」

 シャンパンもメニューに追加してタブレットで注文し、メニューが運ばれるのを待つ。
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