【新作】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。

プレゼントは結婚指輪



「これって……」

「いわゆる、結婚指輪のつもり……なんだけど」

「え?」

 私のために、結婚指輪を用意してくれたの? こんなにキレイなピンクゴールドの指輪……見たことないかも。

「こんな素敵な指輪……もらっても、いいんですか?」

「結婚指輪なんですから、当然です。 むしろ、もらってほしいかな」

 四之宮さんは「結婚指輪、俺が舞美絵さんに渡したかったんだけどさ」と笑ってくれる。

「嬉しいです。……本当に、嬉しいです」

 結婚指輪をもらえるとは思ってなかったから、びっくりした。 誕生日を一緒に祝ってくれるだけで嬉しいのに、まさか指輪まで……。

「喜んでもらえて良かったです」

「まさか結婚指輪をもらえると思ってなかったので、びっくりしました」

「いきなり結婚指輪って言うのも、どうかと思ったんですけど。……なんか、結婚するなら渡したいなと思って」

 まさかそんな風に言われるとは、思わなかった。

「本当に、ありがとうございます。……私、大切にします、ずっと」

「……あの、舞美絵さん」

 私は指輪を眺めながら「はい?」と四之宮さんを見る。

「その指輪……俺が嵌めても、いいかな?」

 私は「それは、もちろんです」と微笑む。

「ぜひ、お願い出来ますか?」

「……じゃあ、左手出して」

「はい」

 私は左手を四之宮さんに出すと、四之宮さんは指輪を箱から出してそっと、左手の薬指に指輪を嵌めてくれる。
 
「……キレイ」

「ごめん、ちょっと指輪緩かったかも」

 少し指輪のサイズは大きかったけど、そんなことも気にならないくらいキラキラと輝いていて、キレイだった。

「すごく、キレイです」

「……そっか。良かった」
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