【新作】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。
舞美絵はちょっとだけ嬉しそうに微笑む。
「……ああ、そうだな」
舞美絵の笑顔は、素敵だな。笑顔がかわいい。
「あのさ、舞美絵」
俺は舞美絵に歩み寄る。
「うん……?」
舞美絵の身体を抱き寄せた俺は「舞美絵のこと、俺が絶対に守るから」と舞美絵に告げる。
「賢哉、さん……?」
「何があっても、舞美絵は俺の妻だ。ずっと、舞美絵のそばにいるから」
俺は舞美絵のこの笑顔を守りたいし、舞美絵のことをずっと愛したい。
何があっても、舞美絵は俺の妻だから。
「……はい」
「何かあったら、遠慮なく頼っていいから」
「ありがとう、ございます」
今思うと、あれは一目惚れだったのかもしれない。 俺が舞美絵のそばにいたいと思ったのは、初めて会った時から好きだったからかもしれない。
「……あの、賢哉さん?」
「ん?」
「今日はキス……しないんですか?」
「っ……!?」
キス……?! なんだ、なんなんだ、突然!?
何を言い出すんだ、舞美絵は……!
「おでこに……キス、しないのかなって」
なんだ……。おでこにキスって意味か。
「……していいのか?」
いや、おでこにキスは確かにしたけど……。いきなりキスとか言い出すから、何事かと思った。
てっきり唇にキスしてほしいって意味かと思ったし……今のは焦った。
「だって……いつもしてくれるから、賢哉さん」
唇にキスはまだ早いと思って、おでこにキスしてたんだけど……。
「おでこにキスくらい、望むなら毎日しますよ、奥様」
本当に照れくさいけど、そんなにかわいい顔をされると、舞美絵の唇にキスしたくなる衝動に駆られてしまう。
ダメだ……俺はおかしくなったのか?