【新作】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。
その密売組織を捕まえるため、賢哉さんは数日張り込みをしている。
賢哉さんが張り込みをするというので、私は張り込みの時に食べられるように、おにぎりを賢哉さんのために作った。
【舞美絵、おにぎりありがとう。美味しかった】
賢哉さんはおにぎりのお礼を送ってくれた。
【良かったです】
おにぎり、喜んでもらえたみたいだ。 おにぎりの中身は鮭と昆布で定番のにしてみたけど、それが良かったみたいだ。
【張り込み、頑張ってください】
【ありがとう】
まだ張り込み中だから、いつ帰ってくるのかはわからないけど、帰ってきた日には美味しいものを作って待っていたい。
食べたいもの、聞いておこうかな。
結婚して間もない私たちだけど、初夜を経てからは少しだけ心が通じ合ったような気がした。
私を優しく抱いてくれたあの日、私は幸せに包まれていた。 賢哉さんの隣で眠っていたあの日、私はぐっすりと眠れた。
「よし、行ってきます」
仕事に向かう準備を終えた私は、玄関の鍵を閉めてから仕事へと向かう。
「おはようございます」
「おはようございます、早瀬さん」
職場には結婚したことを報告したけど、元々婚約者がいたことは職場の人は知らなかったので、賢哉さんと結婚したことを報告したら、とても喜んでくれた。
お祝いの花束もいただいてしまったので、今は花瓶に入れて家のリビングに飾させてもらっている。
「早瀬さん、聞いたよ。結婚したんだって? おめでとう」
「ありがとうございます」
「結婚してどう? 楽しい?」
同僚の小木嶋さんにそう聞かれたので、私は「はい。思ったよりも、楽しいです」と答えた。