【新作】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。
□組織の成り立ち

組織の上下関係

✱ ✱ ✱


「いただきます」

「いただきます」

 家に帰って夕食を食べていると、賢哉さんのスマホが鳴り出す。

「ごめん、ちょっと電話出てくる」

「うん」

 賢哉さんは「もしもし」と電話に出ると、一旦寝室の方へと歩いていく。
 数分間電話した後、賢哉さんは戻ってきた。

「ごめん、仕事の電話だった」

「仕事、大丈夫?」

「大丈夫だよ」

「そっか」

 今日の夕食は、オムライスにした。 さっきのせいで買い物に行くことも出来なかったので、冷蔵庫にあるもので作れたのがオムライスだった。
 後は作り置きしていたおかずを少しだけ出した。

「オムライス、美味いね」

「良かった」

「普段オムライスってあんまり食べないけど、たまにはいいな」

「うん、いいよね」

 オムライスをあっという間に完食した賢哉さんは、「悪い。ちょっとだけ仕事をしてくる」と自分の部屋へ入っていく。

「ごちそうさまでした」

 夕食を食べ終えた私は、先にお風呂に入った。お風呂から上がると、リビングで賢哉さんが誰かと電話していた。

「わかった、わかった。 その代わり、お前妻に絶対に余計なこと言うなよ」

 え、私……? え、私……何かしちゃった!?

「本当にわかったのかよ。 余計なこと言ったら、お前のこと殺すからな」
 
 電話の相手から察するに、おそらく相棒だという人かな? 前に私の料理が食べたいと言っていた、あの相棒さんな気がする。

「わかったよ。……じゃあな」

 電話を切った賢哉さんは、私に気付いたのか「お、風呂出たのか」と声をかける。

「電話、もしかして相棒さん?」

「ああ。 いつ舞美絵の料理食べさせてくれるのかと、急かされた」

「ああ、なるほど」
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