あの夏、君だけを見ていた
14話 卵焼き
「俺と教習所で毎日会ってるじゃん」
「こないだ、帰りも一緒になったし」
……ねえ、彼氏のことしか見えてない紬ちゃん。
「うーん、ごめん。意識してない」
ほら。俺のことなんか、眼中に無い。
「……なんでやねんっ!」
普通の顔して答えられる自信が無くて、大袈裟にコケてみせる。
「もっと真面目に考えてよ〜」
「何したら俺のこと気になってくれるかな〜」
真剣に話してるのに、紬ちゃんは大笑いしてた。
「ごめん、分かんないや」
「彼氏いる子には、俺の気持ちなんて分かんないよね」
「えーごめん」
「ほんとに悪いと思ってるならさ、この卵焼きちょうだい」
ヤケクソでお弁当の卵焼きを指さす。
「え、いいよ」
お弁当箱を差し出してくれる。
「なにこれ、うっま」
……まじで、びっくりするほど美味かった。
「嬉しい。ありがと」
「……これいつでも食べれる彼氏、羨ましいな」
つい本音が出た。
……卵焼きだけじゃなくて、全部。
「こないだ、帰りも一緒になったし」
……ねえ、彼氏のことしか見えてない紬ちゃん。
「うーん、ごめん。意識してない」
ほら。俺のことなんか、眼中に無い。
「……なんでやねんっ!」
普通の顔して答えられる自信が無くて、大袈裟にコケてみせる。
「もっと真面目に考えてよ〜」
「何したら俺のこと気になってくれるかな〜」
真剣に話してるのに、紬ちゃんは大笑いしてた。
「ごめん、分かんないや」
「彼氏いる子には、俺の気持ちなんて分かんないよね」
「えーごめん」
「ほんとに悪いと思ってるならさ、この卵焼きちょうだい」
ヤケクソでお弁当の卵焼きを指さす。
「え、いいよ」
お弁当箱を差し出してくれる。
「なにこれ、うっま」
……まじで、びっくりするほど美味かった。
「嬉しい。ありがと」
「……これいつでも食べれる彼氏、羨ましいな」
つい本音が出た。
……卵焼きだけじゃなくて、全部。


