ゆびきりげんまん
「ちょっ!」
素早く画面をタップして、返ってきたスマホの画面を見ると既にメールが送信されていた。
《日曜日のお昼なら会えます!》
「葵唯のバカ!!」
「こういうのはアクションしたもん勝ちっての」
「はぁ!?」
「あ、チャイム鳴っちゃったからスマホは鞄に入れときましょうねぇ」
チャイムと共に入ってきた担任が「座れー」と言いながら教壇に立つ。
葵唯は他人事だと思ってニヤニヤ笑っているし、これ以上騒ぐとこの前みたいに職員室に呼び出されかねない。
絶対いつかやり返してやると思いながらスマホを鞄にしまった。