ゆびきりげんまん


結局、神崎さんからメールが返ってきたのは放課後になってからだった。


《日曜日か》
《うん、分かった。後で良さそうなカフェ探してURL送るね》



「うわ、ジェントルマーン」

「会うことになっちゃったじゃん!」

「いいじゃん別に〜」



靴箱で葵唯に文句を言いながら上履きからローファーへと履き替える。



「日曜何着てく?一緒に決めてあげよっか?」

「いいです、自分で選びますぅ!」

「えぇ〜?ちゃんと可愛くして行きなよ?せっかくのイケメンなんだから、勿体ない!」

「相談する相手間違えた…」



そして、予告通りURLが送られてきたのは家に着き、夜ご飯を食べてお風呂から上がった頃だった。

サイトを開くとそのカフェのサイトが開かれた。
写真には白を基調としたオシャレな店内が。


《日曜の13時、待ってるね》


付け加えられたその1文に今更ながらドキドキしてしまう。

こうして男の人と休みの日に会うのなんて初めてだし、そもそもこんな風にメールのやり取りもしたことがない。

はぁ、とため息をついて画面を伏せた。



< 25 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop