ゆびきりげんまん


文化祭まで残り1週間。
授業の合間や放課後に残って皆で準備するようになった。



「あ、ヤバい。画用紙足んないかも」

「えー!!つかペンのインクもじゃない?」



これもうカスカスなんだけど、と声が飛び交う。



「あ、私買い出し行こうか?」

「マジ?葵唯ちゃん、いいの?」

「いいよいいよ!紬もついてきてくんない?」

「うん、いいよ。私も行く」



文化祭委員からお金を預かり、最寄り駅の中にある百均へと向かう。



「紬!授業中なのに学校から出るのってなんかドキドキしない!?」

「…何かと思ったら、それ目当てか」



そんな小さなスリルでニヤニヤしている葵唯に呆れながら、ふと視界に入った黒い車。

こちらを真っ直ぐ見るように停まっているけど窓から車内は見えない。



「紬?どうした?」

「え?あ、いや。ほら早く行くよ」



近付くとスっと車が私達とすれ違うように動き出した。



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