劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜
「俺、ラビット・トパーズ寮の選手として出場するんだよな」

「あたしもルビー・ホース寮の選手なの。ごめんね」

マシューは首を横に振った。元々ダメ元だったので、そこまで落ち込むことはない。

「ううん。いいんだ。ごめんね。お互い頑張ろうね」

マシューは今、ディセントラ戦の選手を探している。フレイヤにだけ任せておくわけにはいかないと思い、顔見知りの生徒に声をかけているのだが、今のところ選手は見つかっていない。

(ヴィヴィアンさんとイモーシェン先輩はサファイア・オウル寮の選手だし、マーガレット先輩もルビー・ホース寮の選手だし、クロード先輩もダイヤモンド・スワン寮の選手だし、フェリーチェ先輩とロレンツォ先輩に至ってはそもそも出場しないらしいし……)

マシューは親しく話す人が少ない。あと声をかけられるのは一人だけだ。夕食を食べ終えたマシューは、廊下を考えながら歩いていく。

(断られちゃうかな。断られる可能性の方が高いよね。だって、僕と同じ一年生だし……)
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