劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜
マシューはそのまま他の出し物も見て回る。ルビー・ホース寮のジュディスとマーガレットがいるグループはダンスを披露しており、サファイア・オウル寮のヴィヴィアンとグラントとセバスチャンのいるグループは謎解きゲームを開催しており、ティファニーとミラのいるグループは迷路を作っていた。

(楽しいな……!)

フェリーチェとロレンツォのグループが開催しているクリームソーダを購入し、マシューは飲みながら歩く。すると、空き教室から声が聞こえてくることに気付いた。

「……あのドラゴンは、やはり精神干渉魔法がかけられていました」

ウィルフレッドの深刻そうな声に、マシューは足を止める。思わず教室の方に耳を近付けた。ラルフの動揺した声が聞こえてくる。

「じゃあ、誰かがドラゴンを操っていたというわけかい?何の目的で?」

「……恐らく、マシューの命を狙っているのだと思われます」

ヨランダの震える声が聞こえた。マシューの心臓が跳ねる。

(僕の命を?どういうこと?)
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