劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜
「僕も勉強をここでさせてください。お二人の邪魔はしませんから」

マシューはテーブルに教科書とノートを広げ、椅子に座る。勉強は得意ではない。しかし、勉強をしないことには点は取ることは不可能である。

(さて、やるか!)

内心億劫ながらもマシューがペンを手にした時だった。再び、教室のドアが開く。ミラ、マーガレット、クロード、ティファニーがいた。美術部の部員が全員集まってしまったのである。

「みんな、どうしたんですか?」

マシューの問いに対し、ティファニーがため息混じりで答える。

「図書室で勉強しようと思っていたのですが、アメジスト・ウルフ寮の生徒二人が騒いでいて集中できそうになかったからここに来るしかなかったんです!」

アメジスト・ウルフ寮の二人と聞いて、マシューの顔が青ざめていく。誰が騒ぎを起こしたのか、何となく予想がついた。

(レンスケ先輩、怒るだろうなぁ……)

マシューは青筋を額に浮かべ、スティーブとアルヴィンを正座させて説教するレンスケを思い浮かべてしまう。すると、マシューの隣にミラが座った。
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