劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜
「わっ、ごめんなさい!」

尻もちをついてしまったマシューは咄嗟に謝る。顔を上げると、そこにいたのはアルヴィンとスティーブだった。スティーブが「大丈夫か?」と手を差し伸べる。マシューはその手を恐る恐る取った。

「なんか、色々大変なことになってるみたいだな。あんま気にすんなよ」

スティーブは心配そうに言い、マシューの肩を叩く。マシューが「すみません……」と謝ると、アルヴィンが突然剣を向けた。

「えっ!?」

マシューが驚いていると、アルヴィンが睨み付けながら言う。

「この悪い魔法使いめ!!か弱き女性に呪いをかけたと聞いたぞ!!騎士である俺が成敗してくれる!!」

「えっ、ちょっと、待って……」

アルヴィンが剣を振り上げた。マシューは顔を真っ青にし、強く目を閉じる。刹那、スティーブが「やめろ!!この馬鹿!!」とアルヴィンの剣を魔法で受け止めた。

「マシューはあれが呪物だって知らなかったんだ。それに、俺らだって呪物だって見抜けなかっただろうが!」
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