Sugar Space ~5次元から来た君に恋をした~
短編【甘えん坊】
雨が強く窓を叩く、午後。
締切間近の佐藤はデスクに突っ伏したまま、30分ほど動いていなかった。
思うようにゆにっとが描けず、頭の中が真っ白になっていた。
すると、後ろから柔らかくひんやりした腕が首に回ってきた。
「佐藤さん…もう、限界?」
「……うん。今日は全然だめだ。」
珍しく素直に弱音を吐く佐藤に、うちゅうは優しく微笑んだ。
その瞬間、佐藤は椅子ごとくるりと回り、うちゅうの腰に両腕を回して、顔を彼女のお腹に埋めた。
「うちゅう…甘やかして欲しい…」
「えっ…!?」
うちゅうは驚き、星屑がぴかぴかと激しく飛び散った。
彼がこんなにストレートに甘えてくるのは、初めてのことだった。