Sugar Space ~5次元から来た君に恋をした~

短編【日帰り温泉】

天気のいい週末。

佐藤とうちゅうは、車で2時間程の山間にある温泉地へ向かっていた。

うちゅうにとって初めてのドライブ、窓を開けて心地よい風を肌で感じ、流れゆく景色に目を輝かせていた。

木が生い茂る山道をくねくねと登って行くときも、うちゅうは楽しそうにはしゃいでいた。

目的地の温泉施設は古風な佇まいで、趣のあるところだった。

「わぁ…素敵だね!」

いつもより、テンションが高いうちゅうは弾むような声をあげた。

佐藤はうちゅうの様子を微笑ましく見つめながら、頷いた。

「うん。すごくいい場所だね。」


露天風呂付きの貸切の部屋に入るなり、佐藤はうちゅうのことを抱きしめた。

「…佐藤さん、急にどうしたの?」

「うちゅうが、無邪気で可愛くて…こうしたくなった。」

ふたりはしばらく抱き合って、軽くキスを交わした。
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