恋が終わる音がきこえた
恋の自覚
職員室での仕事が終わったあと、
プリントをまとめて机に置く。
「じゃあ、これで終わりだね」
そうたくんが軽く息をつく。
「うん」
私はうなずいて、椅子から立ち上がった。
教室の外に出ると、
夕方の空が少し濃くなっていた。
「美緒〜!」
少し離れたところから姫香の声。
振り向くと、
姫香が走ってくる。
その後ろに、
そうたくんも一緒にいた。
「まだ残ってたんだ?」
「うん、ちょっと先生に用事あって」
そうたくんが普通に答える。
姫香はそのまま笑って、
「ねえねえ、今日さ!」
勢いのまま話し始める。
そうたくんは少しだけ困ったように笑って、
でもちゃんと聞いている。
「そうたくんってさ〜」
姫香が笑う。
「話しやすいよね」
「そう?」
「うん!」
そのやり取りを見ながら、
私は一歩だけ後ろに下がる。
ふたりの距離が、
ほんの少しだけ近い気がした。
プリントをまとめて机に置く。
「じゃあ、これで終わりだね」
そうたくんが軽く息をつく。
「うん」
私はうなずいて、椅子から立ち上がった。
教室の外に出ると、
夕方の空が少し濃くなっていた。
「美緒〜!」
少し離れたところから姫香の声。
振り向くと、
姫香が走ってくる。
その後ろに、
そうたくんも一緒にいた。
「まだ残ってたんだ?」
「うん、ちょっと先生に用事あって」
そうたくんが普通に答える。
姫香はそのまま笑って、
「ねえねえ、今日さ!」
勢いのまま話し始める。
そうたくんは少しだけ困ったように笑って、
でもちゃんと聞いている。
「そうたくんってさ〜」
姫香が笑う。
「話しやすいよね」
「そう?」
「うん!」
そのやり取りを見ながら、
私は一歩だけ後ろに下がる。
ふたりの距離が、
ほんの少しだけ近い気がした。