執拗な恋、夜を飲み干す。
何か言わなくてはと、焦る気持ちを抑えながら、掠れた声で話し始めた。
「あ、の…、いつも本当に上手く話せなくて…。二人で話せてるのも、何か、夢みたいで…」
玲さんは一瞬だけ目を見開いた。けれどすぐに眉を下げ、困ったように笑う。彼は手元でカウンターを拭いたり、何かしら手を動かしながら言葉を返した。
「そう言って頂けて光栄ですけど、夢とかそんな事言われる様な人間じゃないですよ」
「私…、初めてなんです。一目惚れとか恋をして自分からこんなに積極的に行ってみようと思えたの…。交際したいとかないって言いながら、少しは近付きたいって思っちゃったり…、自分でもよく分からなくなっちゃってて…」
言いたいことが、全くまとまらない。支離滅裂だし、こんなことを言われても困るだけだと分かっている。それなのに、溢れる想いを止めることができなかった。
「ありがとうございます」
お礼を述べた玲さんと、目は合わなかった。彼は手元のグラスを見つめたまま、何かを考え込んでいるような、そんな様子で。
相変わらず、私の気持ちに対する明確な返事はない。だけど、それでもいい。
「…毎度、聞き飽きているかもしれませんが…」
たとえ何度無視されても、流されても、今の私は、この感情をあなたに伝え続けることしかできないから。
「好きです」
────完全にこの恋が終わる、その日まで。
「あ、の…、いつも本当に上手く話せなくて…。二人で話せてるのも、何か、夢みたいで…」
玲さんは一瞬だけ目を見開いた。けれどすぐに眉を下げ、困ったように笑う。彼は手元でカウンターを拭いたり、何かしら手を動かしながら言葉を返した。
「そう言って頂けて光栄ですけど、夢とかそんな事言われる様な人間じゃないですよ」
「私…、初めてなんです。一目惚れとか恋をして自分からこんなに積極的に行ってみようと思えたの…。交際したいとかないって言いながら、少しは近付きたいって思っちゃったり…、自分でもよく分からなくなっちゃってて…」
言いたいことが、全くまとまらない。支離滅裂だし、こんなことを言われても困るだけだと分かっている。それなのに、溢れる想いを止めることができなかった。
「ありがとうございます」
お礼を述べた玲さんと、目は合わなかった。彼は手元のグラスを見つめたまま、何かを考え込んでいるような、そんな様子で。
相変わらず、私の気持ちに対する明確な返事はない。だけど、それでもいい。
「…毎度、聞き飽きているかもしれませんが…」
たとえ何度無視されても、流されても、今の私は、この感情をあなたに伝え続けることしかできないから。
「好きです」
────完全にこの恋が終わる、その日まで。