気付けば、隣にいた - 無愛想な同居人は、不器用に優しい。 -
冷蔵庫のプリン
ある日の休日。
「あー!!」
自室でドラマを見ながらゴロゴロしていたら、1階から希遥さんの叫び声が聞こえてきた。
「どうしたんですか!」
慌てて下に降りると、希遥さんは、冷蔵庫の扉を開けて立ち尽くしていた。
「希遥、冷蔵庫開けっ放しにすんなよ」
そこに帰宅した想くんがやってきた。
生活に対するルールには割と厳しい想くん。
柊弥さんは…、バイトで不在みたい。
「…希遥さん?……大丈夫ですか?」
「誰…」
「あ?何が」
「誰!
わたしのプリン食べたの!!!!」
食べ物の恨みは恐ろしい。
希遥さんのプリンが、消えた。