気付けば、隣にいた  - 無愛想な同居人は、不器用に優しい。 -

冷蔵庫のプリン



ある日の休日。


「あー!!」


自室でドラマを見ながらゴロゴロしていたら、1階から希遥さんの叫び声が聞こえてきた。


「どうしたんですか!」


慌てて下に降りると、希遥さんは、冷蔵庫の扉を開けて立ち尽くしていた。


「希遥、冷蔵庫開けっ放しにすんなよ」


そこに帰宅した想くんがやってきた。

生活に対するルールには割と厳しい想くん。


柊弥さんは…、バイトで不在みたい。


「…希遥さん?……大丈夫ですか?」

「誰…」

「あ?何が」








「誰!






わたしのプリン食べたの!!!!」










食べ物の恨みは恐ろしい。



希遥さんのプリンが、消えた。




< 34 / 196 >

この作品をシェア

pagetop