気付けば、隣にいた  - 無愛想な同居人は、不器用に優しい。 -

洗濯日和[So side]

窓の外は快晴。

雲ひとつない。

洗濯物を干すには最高の日。

だから朝から洗濯をしていた。

ただ、それだけ。

……のはずだった。


「また言った!!」


後ろで茉桜が騒いでいる。


「どけ」

「今呼んだ!」

「うるさい」

「想くんが!」

「洗濯物飛ばすぞ」

「最低!」


なんでそんなに驚くんだ。

同じ家に住み始めて1か月。

名前くらい呼ぶだろ。

……まあ。

今まで呼んでなかったのは事実だけど。


「見るな」


そう言いながら、洗濯物を干す。

ランドリールームの鏡に映る自分の顔がいつもより少し赤くなっているのが見えた。


白いシャツ。

タオル。

Tシャツ。

隣では、茉桜がネットいっぱいに洗濯物をいれていた。


「いれすぎ」

「だってネット1つしかないんだもん」

「はぁ…、じゃあこれも使え」

「いいの?」

「1枚1回100円」

「お金取るの!?」


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