気付けば、隣にいた  - 無愛想な同居人は、不器用に優しい。 -


「次は2階ね」

「はい!」


リビングから2階へ繋がる階段は、スケルトン階段でとてもおしゃれ。


「階段登って左は男2人の部屋。右が、茉桜ともう1人女の子の部屋。まぁ勝手に入るようなヤバいやつはいないけど、一応これ、部屋の鍵ね」

「ありがとうございます!」


受け取った鍵には “ MAO ” と書かれた革のキーホルダーが付いていた。


「これ大家さんからのプレゼント」

「かわいい…!」

「大家さん、今日忙しいみたいなんだけど、多分数日以内には顔出すと思うよ」

「改めてご挨拶しないと」

「それから、さっき引っ越し業者さんがきてたからとりあえず全部茉桜の部屋に入れてもらったけどよかった?」

「大丈夫です。対応してもらってすみません」

「いいよいいよ、かわいい後輩のためならなんでもするよ?」

「言いましたね?笑」

「変なお願いはしないでよ?笑」

「どうしようかな〜」


笑い合う私と柊弥さん。

ほかの2人も柊弥さんと仲良くしてる方々だから、きっといい人達なんだろうなぁ、と今夜2人に会うのがさらに楽しみになった。

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