気付けば、隣にいた - 無愛想な同居人は、不器用に優しい。 -
1週間後の8月1日。
茉尋がうちに来る日。
今までは家族みんなで東京に来ていたけれど、今回は茉尋1人で来ることに。
横浜から東京。
電車1本で来れるけど、中学生の茉尋にとっては、ちょっとした冒険なんじゃないかな。
そんなことを考えながら、東京駅で茉尋の到着を待つ。
「あと何分?」
「あと10分くらい」
「茉尋に会うの楽しみだなぁ」
「久しぶりですもんね」
茉尋に会いたくて堪らない柊弥さん。
家で待っていても良かったのに、会いたすぎて駅まで着いてきた。
「もう数年会ってないよ」
「男の子って中学生になると一気に身長伸びるじゃないですか」
「茉尋、今どれくらい?」
「春の時点で165cmだって言ってました。クラスでも大きい方だって」
「うわ〜俺多分抜かされるな」