私のかみさま(改訂版)
数日後の夜。


家を抜け出して
私は、またあの山にやってきた。



「…」



地面に座り込んで
食い入るように崖下を眺めながら

いつか、夢で
向けられた言葉を思い浮かべる。



『きみが望んで、行動すれば
変わることだって、たくさんあるさ』



………それが、どうしてもできない。



どんなに希望を持とうとしても
自信を持とうとしても、頑張ろうとしても
それを遥かに上回る恐怖と不安に押し潰される。



「…」



……死ぬのって、どれくらい痛いんだろう。
どれくらい苦しいんだろう。


その痛みと苦しみは
今のこの痛みや苦しみよりも大きいのかな。


……生きている今の
この痛みや苦しみよりはマシなんじゃないかな。


永遠に続くかもしれない、これよりは…



「…」



……ここから逃げ出したい。



逃げたい。



怖い。




どこでもいいから



なんでもいいから




もう終わらせたい。
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