尊い推し兄弟に愛されてます!?
そして、最後に髪飾りがつけられる。

スタッフさんが満足そうに頷いた。

「はい、完成です!すごく素敵ですよぉ!」

鏡を見た瞬間、私は固まった。

「……誰?」

そこには……いつもの制服姿の私じゃなく。

舞妓姿の女の子がいた。

淡いピンクを基調とした着物に華やかな髪飾り。

少しだけ大人っぽい雰囲気。

「びっくりすぎて……」

思わず見入ってしまう。

すると。

「お客様」

スタッフさんが笑った。

「すごく似合ってますよ」

「えっ、本当ですか!?」

「本当です」

なんだか照れる。

しばらくして、女子たちが順番に部屋を出ていく。

「きゃー!可愛い!」

「似合うー!」

あちこちで歓声が上がっていた。

私は鏡を見たり隠れたりを繰り返している。

恥ずかしい……すごく恥ずかしい。

「一華、そろそろ行くよ」

美月に背中を押される。

「ううう……」

観念して廊下へ出た。

そして、男子たちが待っている部屋へ向かう。

ドアを開けた瞬間――。

「おおー!」

歓声が上がった。

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