尊い推し兄弟に愛されてます!?
ピコン。
続けてメッセージが届く。
『旅館の裏の縁側にいるから。バレないよーに来て』
……なんでそんな秘密の呼び出しみたいなことするの!?
『大事な話?』
震える指で返信する。
するとすぐに返ってきた。
『来てから教える』
なにそれっ
気になりすぎる……。
行かないという選択肢はなかった。
「ご、ごめんっ!先生に聞くことあったんだった!」
みんな一斉に私の方を見る。
「聞きたいことって?」
ひまりが不思議そうな顔で見てくる。
「あー、えっと……明日の事でね!ちょっと行ってくる!」
不自然だと思ったけど、他に思いつかなかった。
追及される前に廊下に出ると、とても静かで思わず息を止める。
先生に見つかったらどうしよう。
手に汗を握りながら、少しずつ歩き出す。
足音を忍ばせながら進み、縁側へ向かうのはスリル満点だ。
なんとか縁側まで辿り着くと、陰の方で玲央くんがベンチに座っていた。
「めっちゃ焦ってるし」
私に気付くと、聞き慣れた声で静かに笑う玲央くん。
浴衣姿が新鮮で、ドキドキしてしまう。
「そりゃこんな時間に呼び出されると思ってなかったもん!」
「あー、そうだよな」
玲央くんの笑顔は心臓に悪い。