尊い推し兄弟に愛されてます!?

「私も同じの買った……」

「え、まじ!?買ってたのかよ!」


二人のを並べてみると、完全に同じだった。

同じキャラクターで同じ服装をしていて、サイズも一緒。

「「なんでこれ?」」

二人同時に言った。

思わず吹き出してしまう。

「実は私もね……玲央くんにあげようと思って買ってたの」

「は、マジかよ……」

「玲央くん最近忙しいから、応援の意味で……」

少し照れながら答えた。

すると、玲央くんが少しだけ視線を逸らす。

「俺は……」

「うん?」

「一華に似てたから」

「え?」

「ふわふわしてるし顔丸いし」

「それ褒めてる!?」

「褒めてる」

即答で、私は思わず笑ってしまう。

すると玲央くんが私の手からキーホルダーを取った。

「じゃあ交換な」

「え?」

「一華が買ったやつ、俺が持つ」

「なんで?」

「その方がいいじゃん」

玲央くんが自分のを差し出す。

私は戸惑いながら受け取った。

「でも……」

「ん?」

「同じの持ってたら変に思われない?」

< 110 / 130 >

この作品をシェア

pagetop