尊い推し兄弟に愛されてます!?
一華の良さをわかってるのは俺だけでいいと思ってる。

最近は同じクラスの佐伯までいる。

あいつ、一華のこと普通に好きだろ……。

常に近くにいるし。


そして柚希。

なんとなく勘づいてはいた。

でも、俺は柚希のこと見くびっていたな。

まさか……告白する勇気があったとは。

「はぁ……。焦るだろ普通」


天井へ向かって呟くと、そんな自分が笑えた。


さっきの一華の顔……。

真っ赤になって、泣きそうになって。

言葉が出なくなっていた。

「あれ、どういう意味だよ……」

昔みたいに、また振られるのか?

それとも……少しは可能性があるのか。

わからない。

一華は昔からわからない。

陰で推しだとか言いながら、俺を見てる時もあるし。

BLのネタにしてる時もあるし。

……俺は妄想の材料かよ。小説家にでもなるつもりか?


全然笑えねぇな。

推しとか幼なじみとか、そんなのどうでもいい。

俺がなりたいのは……一華にとっての特別だ。

恋愛対象になれねぇなら、意味がない。

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