尊い推し兄弟に愛されてます!?
ドキッとした。

噂って……SNSで書かれてたやつじゃ……。

「噂?」

「はいっ二人は付き合ってるってSNSで見て……コメントもすごかったですよね!?」

「あっそれは……」

私が口を開こうとした瞬間だった。

「それね」

ゆずくんが横で笑った。

「嘘だよ。俺たちは付き合ってない」

「えー!そうなんですか!?」

「うん、誰かが見間違えたんだよ。幼なじみだから一緒に帰ることはあるけどね……」

「なーんだぁ……」

女子高生たちは残念そうに笑っていたが……。

「でもっ!お似合いです!」

「だよね、推したかったなぁ……」

そう言い、頭を下げて行った。

お似合い……なんて。

玲央くんと言われてみたかった言葉なのに。

「……噂って怖いね」

ゆずくんがふっと口にする。

「……だね」

「……本当は付き合ってるって言いたかったけど」

その言葉にゆずくんの方を見ると、目が合ったので思わず逸らしてしまった。

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